ライバル店の嫌がらせは当たり前 

午前9時30分、浜田店長は事務所の清掃が終わったところで、ホットコーヒーをのみながらFAXに目を通す。これが浜田店長の日課だ。どんなに帰りが遅くなろうと、この日課は変わらない。

就業前の爽やかなヒトコマといった雰囲気だが、実はこの中にとんでもないことが起こっている。

それは、ずばりFAXだ。

毎日30枚ほど送られてくるFAXには「ブスばかり!」「早く潰れろ!」「店長は狂ってる」といった誹謗する内容の言葉が書かれている。間違いなくライバル店の嫌がらせなのだ。

さらに10時のオープン時には、一斉に魅せの電話が鳴り始める。電話に出ると、たいていコンパニオンの出勤状況についての問い合わせなのだが、やたら会話を伸ばそう伸ばそうというのがミエミエ!こちらも、客からの電話を取らせまいとする他店のスタッフがかけているに違いないと店長はにらんでいる。