コンパニオンと客が感じていた。視線の正体は特大の目玉 その1

「実はうちの店、霊が出るらしいんですよ。数人のコンパニオンが、昨日見ちゃった~なんて騒いでますよ」

神妙な面持ちで口を開いた木下店長は、東京・吉原の高級ソープランド「A」の経営を任されている。

吉原と言えば、その昔は遊郭だった場所であり、現在は多くの人が集まるソープランド街だ。巷でいわれる霊が出やすいと言う場所に当てはまるだろう。

さて、キャリア2年のゆうかさんが、客と一戦終わってベッドでくつろいでいる時のこと。個室には2人しかいないはずなのに。先ほどから視線を感じていたゆうかさんが客にそれを告げると、自分も先ほどから視線を感じていると言うではないか。そこで、一緒に視線を感じる場所を指差すことにして、小さな掛け声をかけた。